今回は

「枕が変わると眠りにくいのはなぜ?」

について書いていきたいと思います。

当店は

栃木県小山市で東京西川プロショップ「かまや」を運営しております。
枕のお悩み、マットレスなどの寝具選びの相談なども承っております。

かまやでは、お客さまに快適な睡眠をお届けする眠りのスペシャリストが
心地よい眠りのための寝具選びをお手伝いしています。
豊富な品揃えとセミオーダーマットレス、オーダーメイド枕で
皆さまの眠りをサポートいたします。

さて、

では始めましょう(^▽^)/

今回は旅先のホテルなどで枕が変わると熟睡しにくくなる現象について考えてみたいと思います。

 

「枕が変わると寝られない」のは本当に枕のせい?

 

旅先や出張先のホテルで枕が変わり眠れなかった経験をしたことはありますか?枕は頭を支えるため、肌触りや高さが違うと眠りにつくときに違和感を感じやすいアイテムといえます。旅先にしろ出張にしろ、睡眠不足で翌日の行動が制限されるのは避けたいもの。しっかり睡眠をとって爽やかに目覚めて気持ちよく予定をこなしたいですよね。

ただこれは枕が変わったせいというよりは、石器時代の習慣の名残で、慣れない場所での危険を避けるため脳が休めていないからではないかということです。「枕が変わると眠れない」のは、意外にも人間の本能に訴えかける反応のようです。

お気に入りの枕でなければ眠れないからと、旅先にも必ず枕を持参する方もいらっしゃいますが、これは安心して眠るために「初めての場所」を少しでも「知っている場所」に近づけようとする行動のようです。

 

枕が変わると寝られないワケ

 

初めての場所で眠ると、初日の夜は熟睡できず目を覚ましやすいのは石器時代の名残ということ。当時は初めての場所で熟睡することは、脳にとってリスクを伴う行為でした。初めての場所にはどんな敵が潜んでいるのかわからないですから、当然のことです。

初めての場所で完全にリラックスして熟睡するのは危険なので、脳の半分だけを覚醒した状態に保つ機能が発達したのです。左脳がわずかに覚醒した状態を維持し、右脳を休ませたのです。慣れない場所でも警戒態勢を保ち、片目を開けたまま眠るようなものですね。

 

脳の半分は熟睡、残り半分は覚醒できる状態

 

見知らぬベッドで初めて睡眠をとる人の脳の活動をMRIで測定すると、右脳が深い睡眠状態にある間、左脳の眠りは浅い兆候が見られたといいます。そのとき物音には左脳のほうが通常よりも過敏に反応しました。

この検証では2日目の夜になると左右の脳の差がなくなり、物音に対しても初日のような反応を見せることもなくなりました。私たちの脳は片方を熟睡させ、もう片方の脳では浅い眠りを保つという状態を作り出すのです。

 

初めての場所で熟睡する方法

 

では、慣れない場所でもしっかり熟睡するためにはどんな方法があるのでしょうか。これにはシンプルな方法があります。旅先に自分の枕や、普段使っているお気に入りのTシャツを持っていくことです。赤ちゃんをお母さんのパジャマで包むと安心するのと同じで、よく知っている香りは安心感を与えてくれます。慣れない環境の緊張をほぐし、リラックスさせてくれる効果があるのです。枕ではかさ張りすぎるという場合は、枕カバーでもいいでしょう。

 

旅先で寝つきにくいのは当然だと割り切る

 

旅先や出張先で眠れないと、翌日の予定が気になってますます眠れなくなることがあります。そんな時は石器時代からの習慣と割り切り、眠ることにこだわりすぎないようにしましょう。眠れないという焦りがストレスとなり、さらに脳を覚醒させるからです。不安やストレスはコルチゾールとアドレナリンの値を上昇させ、質のよい睡眠をとるのがますます難しくなるという悪循環を招くのです。

 

そんなときは、ベッドで静かに横になっているだけでも休息の効果はあるということを思い出してください。暗い部屋で横になるだけで、脳はリラックスできます。ベッドの中で眠れない不安を感じるかわりに静けさを楽しむことができれば、休息の効果はあるのです。

 

かまやでは羽毛ふとんのプロ「羽毛ふとん診断士」、
まくらのプロ「ピローアドバイザー」
眠りの総合的なスペシャリスト「スリープマスター」が在籍し、
皆さまの快眠を守る寝具選びをお手伝いしています。
睡眠のお悩みなどお気軽にご相談ください。

睡眠が健康に及ぼす影響は大きいですから、
快適な眠りを求める方には、寝具選びこそとても重要とお伝えさせていただいております。

当店には、小山市を中心に車で1時間程度の範囲からたくさんお越しいただいております。
ありがとうございます。