今回は
「ボーッとすることが脳には大切?レム睡眠とノンレム睡眠」
について書いていきたいと思います。
当店は
栃木県小山市で東京西川プロショップ「かまや」を運営しております。
枕のお悩み、マットレスなどの寝具選びの相談なども承っております。
かまやでは、お客さまに快適な睡眠をお届けする眠りのスペシャリストが
心地よい眠りのための寝具選びをお手伝いしています。
豊富な品揃えとセミオーダーマットレス、オーダーメイド枕で
皆さまの眠りをサポートいたします。
さて、
では始めましょう(^▽^)/
今回は眠りの仕組みについてよく聞く「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の、知っているようで知らなかった情報について一緒に考えてみたいと思います。
進化してきた人類の睡眠
人間の睡眠は深い眠りのノンレム睡眠と、夢はみるが全身の筋肉は弛緩しかんしてしまう浅い眠りのレム睡眠が、およそ90分ごとに交代で訪れます。ある種無防備なレム睡眠を取るようになったのは、樹上で木に摑まったまま眠る必要がなくなったからといわれています。そして概日リズムと呼ばれる体内時計が、個人で異なる遺伝傾向を持っています。睡眠や夢のメカニズムの全貌は解明されていませんが、睡眠中やボーッとしている間も意識があり、感情や思考が発生するというのは、AIにはない脳の神秘的な働きとされています。
ボーッとしている時にも働いている人間の脳
脳は集中して思考している時だけでなく、ボーッとしている時や睡眠中も活発に活動していることが知られています。意識下とは異なるこのボーッとしている状態でも色々と考え事をしながら通勤しているときや、雑踏で突然名前を呼ばれたときも反応できます。
意識的な活動をしていないときの脳のエネルギー消費の割合は60~80%ですが、議論や読書等の意識的な活動時は5%程度とされています。ボーッとしている時のほうが、仕事をしているときの20倍エネルギーを使っているというのは意外ですね。
深い眠りのノンレム睡眠で記憶を固定する
人間の睡眠の目的は身体を休ませて疲れを取るだけでなく、脳を有効に機能させるためにも重要です。寝入りばなの深い眠りのノンレム睡眠と、主に後半の浅い眠りのレム睡眠は、それぞれ脳にとって異なる役割を果たしています。
熟睡時のノンレム睡眠では身体機能を回復させるだけでなく、日中のできごとの重要な記憶を短期記憶の海馬から長期記憶の大脳新皮質に移して定着させる役割があります。それと同時に脳脊髄液によって海馬の脳の老廃物が流されます。この作用によって短期記憶を司る海馬の記憶容量に空きスペースが生まれ、翌日の短期記憶容量が確保されるという仕組みです。ノンレム睡眠の時間が不足すると、脳神経細胞の浄化が行われず、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβなどの老廃物が溜まり続け、認知症状態になりやすいといわれています。
浅い眠りのレム睡眠で感情を整理する
レム睡眠のほうにも重要な役割があり、レム睡眠時には複雑な視覚認知、運動野、記憶を司る海馬、感情を司る扁桃体の4つが活発になるとされています。レム睡眠において、記憶や感情の統合と整理が行われていると考えられているのです。赤ちゃんの睡眠の5割はレム睡眠とされ、脳の機能の健全な成長のために役立っていると考えられています。
生後6カ月の赤ちゃんは就寝とともにレム睡眠に入り、1日に14時間ほど眠ります。その5割はレム睡眠であるとされています。レム睡眠時にはまぶた越しに眼球が左右に活発に動いているのが観察されます。5歳になると11時間の睡眠時間のうち、レム睡眠の割合は3割になり、10代後期からは2割になります。人間が赤ちゃんから10代にかけて脳を成長させる過程においてはレム睡眠が外部情報の記憶を整理し、長期記憶を形成する重要な役割を担っていると推定されます。
7〜8時間の睡眠時間が必要な現代人
現代人は日常生活においてあまり肉体を使わないため身体疲労は少なめです。その一方、様々なストレスや情報にさらされているため、記憶や感情の整理は以前より重要になっています。そのため、疲労回復のためのノンレム睡眠よりも、記憶や感情を整理するレム睡眠のほうがより重要になっています。短時間睡眠を続け朝のレム睡眠を削り続けると不安や混乱、抑うつ傾向が強まることが報告されています。
かまやでは羽毛ふとんのプロ「羽毛ふとん診断士」、
まくらのプロ「ピローアドバイザー」
眠りの総合的なスペシャリスト「スリープマスター」が在籍し、
皆さまの快眠を守る寝具選びをお手伝いしています。
睡眠のお悩みなどお気軽にご相談ください。
睡眠が健康に及ぼす影響は大きいですから、
快適な眠りを求める方には、寝具選びこそとても重要とお伝えさせていただいております。
当店には、小山市を中心に車で1時間程度の範囲からたくさんお越しいただいております。
ありがとうございます。