今回は
「おふとん、叩いていませんか?」
について書いていきたいと思います。
当店は
栃木県小山市で東京西川プロショップ「かまや」を運営しております。
枕のお悩み、マットレスなどの寝具選びの相談なども承っております。
かまやでは、お客さまに快適な睡眠をお届けする眠りのスペシャリストが
心地よい眠りのための寝具選びをお手伝いしています。
豊富な品揃えとセミオーダーマットレス、オーダーメイド枕で
皆さまの眠りをサポートいたします。
さて、
では始めましょう(^▽^)/
からりと晴れた日には、さらりとした寝心地を保つために寝具の天日干しをしたくなりますね。干したふとんを取り入れる前につい、やりたくなるふとん叩きですが、実は逆効果ということをご存じでしょうか。
ふとん叩きのデメリットとは?
ふとん叩きはふとん自体を傷める原因になることはもちろん、ダニの死骸やフンを細かくまき散らしてしまうことになるのです。ふとん叩きを使って強く叩いてもホコリやダニの除去に効果はなく、むしろ力強くふとんを叩くことで、ふとんの中のダニの死骸を細かく粉砕したり、生きているダニが驚いてふとんの奥に引っ込んだりする可能性があるのです。細かく粉砕されたダニの死骸は、アレルギーやハウスダスト症状を引き起こす可能性が高まるので気をつけなくてはなりません。
さらに、ふとんを叩いても実際に出ていくホコリは表面のものだけで、ふとんの内部にあるホコリまで叩き出すことはできません。ふとんを叩いた時に舞い上がるものはホコリではなくふとんの中綿である場合が多く、中の綿の繊維が切れてふとんが傷みやすくなります。ホコリやダニの除去に効果がないばかりでなく、せっかくのクッション性や断熱性などの機能を破壊してしまうことにもつながるのです。
ふとん叩きは何のためにある?
ふとんを叩くのがよくないとしたら、ふとん叩きは何に使うのか疑問ですよね。ふとん叩きは持ち手を握り、先端の面の部分でふとんを撫でるようにして使うのが正しい使用方法とされています。表面を撫でるように触ることで、表面のほこりやダニの死骸を払い落すことができます。意外なことに、叩くよりも撫でる方が表面の汚れが落ちるという研究結果もあります。
天日干しはダニ退治に効果的?
天日干しによってふとんに溜まった湿気は取れますが、ダニのフンや死骸を除去することは不可能です。ふとんのダニを退治したいなら「高温」でケアするのが良いようです。ダニの弱点は高温で、50℃を超えるとかなり衰弱し、65℃以上の環境下なら死滅するとされています。
天日干しでふとんの湿度が低くなれば、ふとんの中でダニが増殖することは防ぐことができますが、ダニを死滅させるほどの高温にはなりませんので、長時間干してもダニが駆除できるのは表面のみと考えられています。本格的にふとん内のダニ退治をしたいのであれば、65℃以上のスチームアイロンの使用や、ダニ駆除剤をふとんに吹きかけるのが効果的です。また、ふとん掃除機は、すぐれた吸引力でダニそのものはもちろん、ふとんに残ったダニの死骸やフンまで吸引してくれるのでおすすめです。ふとん掃除機は日常的なお手入れとして、ふとんに付着したホコリやダニの死骸をこまめに吸い取ることで気持ちよく眠ることができます。
羽毛ふとんも叩かないで!
羽毛ふとんはほかの素材のふとんよりもダニが繁殖しにくい特徴を持っています。ダニは湿気を好むため、乾燥させることが何よりの対策です。羽毛ふとんは天日に干すと紫外線によって側生地が傷んでしまう可能性があるため、陰干しがベストです。ふとん叩きを使用する際は側生地や詰めものを傷めないよう、ふとん表面のほこりを軽くはらう程度にしてください。
■羽毛ふとんの基本的な干し方
・頻度は月1〜2回程度
・前日も晴れの日を選ぶ
・時間帯は10:00〜15:00
・片面1時間ずつ
・直射日光は当てず、陰干し
かまやでは羽毛ふとんのプロ「羽毛ふとん診断士」、
まくらのプロ「ピローアドバイザー」
眠りの総合的なスペシャリスト「スリープマスター」が在籍し、
皆さまの快眠を守る寝具選びをお手伝いしています。
睡眠のお悩みなどお気軽にご相談ください。
睡眠が健康に及ぼす影響は大きいですから、
快適な眠りを求める方には、寝具選びこそとても重要とお伝えさせていただいております。
当店には、小山市を中心に車で1時間程度の範囲からたくさんお越しいただいております。
ありがとうございます。