今回は

「長さよりも質が決め手──理想の睡眠時間とは?」

について書いていきたいと思います。

 

当店は
栃木県小山市で東京西川プロショップ「かまや」を運営しております。
枕のお悩み、マットレスなどの寝具選びの相談なども承っております。

かまやでは、お客さまに快適な睡眠をお届けする眠りのスペシャリストが
心地よい眠りのための寝具選びをお手伝いしています。
豊富な品揃えとセミオーダーマットレス、オーダーメイド枕で
皆さまの眠りをサポートいたします。

さて、では始めましょう!

睡眠不足による生活習慣病のリスク

 

寝具を扱っていると、近年とくに「質の良い睡眠」について皆さんの興味が集まっているのを感じます。長時間睡眠が身体にいいとは限らず、長さよりも「質」が求められているようです。

仕事にプライベートに忙しい現代人にとっては、早寝早起きやたっぷり7〜8時間の睡眠など、理想的な眠りをキープするのは難しく、慢性的な不眠で悩んでいる人も増えています。慢性化した睡眠不足や睡眠障害が病気の引き金になることもあり、睡眠時間の確保に腐心している人は少なくありません。血管系の病気など、生活習慣病の予防のためにもしっかりと眠ることが必要です。睡眠は単に時間が長ければ良いというものではく、脳と体をしっかり休めることが大切です。

 

寝入りばなの90分が勝負

 

寝入りばなのおよそ90分間は、一番深いノンレム睡眠に入る時間帯です。体が寝ていても脳は起きている状態のレム睡眠に対して、ノンレム睡眠は交感神経の活動が低下し、心拍数も下がる休息の睡眠。このときホルモンバランスを調整し、脳と体のメンテナンスを行っています。

この90分間は傷んだ血管を修復したり、脳の老廃物を取り除いたりといった生理現象が一番活発に行われる貴重な時間です。脳も体も活動している日中にはできないメンテナンスを睡眠中に行っているのです。睡眠不足が続くと、寝ている間も血圧や心拍数が下がらず、血管は修復されないままとなり、血管脳出血や心筋梗塞という血管性の病気の危険が増加することになります。

 

免疫力をアップする成長ホルモン

 

入眠して90分の間に放出される成長ホルモンは、加齢とともに量は減っていきますが、一生分泌されるホルモンであり、代謝を促し皮膚や血管、骨などを作る大切な働きをしています。子供の成長になくてはならないホルモンですが、歳をとっても重要な役割を担っている分泌物です。

また成長ホルモンは、免疫細胞の記憶を長持ちさせ、ウイルスや細菌に感染しにくくさせます。これは、一度感染したウイルスや細菌などの情報を細胞が記憶することで、再度同じ病原菌に感染した際に発症しにくくなったり、一度目の感染の時よりも素早く病原体を攻撃したりすることができる仕組みです。成長ホルモンと免疫力は密接な関係があるといえるのです。

 

美容にも重要な入眠90分

 

午後10時から午前2時までがお肌のシンデレラタイム、という話をお聞きになった方は多いと思います。それはこの時間帯に成長ホルモンが大量に分泌されるから。お肌のメンテナンスのためには入眠直後の深いノンレム睡眠を90分程度持続させることが必要です。必ずしも10時に眠りにつく必要はなく、入眠してから2〜3時間の深い眠りを確保することにカギがあります。

 

夜勤やシフト制などで決まった時間に寝られない

 

現代のさまざまなライフスタイルでは働き方も多様化しています。育児中や介護をしている人なども決まった時間に就寝することは難しいでしょう。でも7〜8時間の理想の眠りは無理でも、最初の深い眠りを90分確保するだけなら、可能な人は増えるはずです。
日本人の死因上位の心疾患や脳血管疾患を予防する「血管のメンテナンス」のためにも寝入りばなの深い眠りを活用してほしいと思います。

だから、寝具選びがとっても重要です

 

眠りについては、まだまだ解明されていないことも多いですが、一方で科学の進歩でわかってきたことも多いのが睡眠です。

人それぞれ、身体の大きさや体型も違いますし、睡眠の環境も違うと思います。これからの快適な眠りを大事にしたい人にとっては、毎日使う寝具選びがとっても重要になってきます。自分にあった寝具選び、実際に寝てみて、体験してみてから選ぶことをおすすめしております。

当店には、小山市を中心に車で1時間程度の範囲からたくさんお越しいただいております。
ありがとうございます。かまやでは羽毛ふとんのプロ「羽毛ふとん診断士」、
まくらのプロ「ピローアドバイザー」
眠りの総合的なスペシャリスト「スリープマスター」が在籍し、
皆さまの快眠を守る寝具選びをお手伝いしています。
睡眠のお悩みなどお気軽にご相談ください。